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美学校ギグメンタ2018
〈日々の公演〉

2018|client work Theater (Text) / Design (Flyer, Illustration)

美学校が中心となって開催するアートプログラム「美学校ギグメンタ2018」の一企画である《日々の公演》は、申し込んだ参加者に対し台本を送り、それに目を通してきた参加者は期間内の希望する日に会場へ集まり(この時初めて関係者は参加者と顔を合わせる)、当日の夜の上演に備えて生西康典が演出を加えるという試み。それを9日間連続で実施した。

自分はフライヤーの制作および台本の執筆と、当日の演出助手を担った。参加者は1日あたり1名-5名程度で、その都度台本の割り振りなどを変更する。A4サイズに5ページで収まる、短い台本ではあるが、5章に分けることのできるもので、毎回読み順も変えて上演された。
参加者の経歴も様々で、普段演劇の役者として出演しない人の割合が多く、そういった人の気迫というか集中力と何度も接することができた。前半は集客が伸びず、あまり多くの観客と共有できないことも多かったが、ちょっととんでもない瞬間がたびたび立ち上がった。ともすればこれまでで一番、演劇(のようなもの)を、おもしろいんだなと思えた時間だった。

また、9日間続きつつも同じことは繰り返さない(というか物理的に繰り返すことがない)上演であること・会場であるBLOCK HOUSEは通常ギャラリーとして利用される場であることから、前日に起きたシーンを思い出して朝、絵にして持っていき、壁面に展示した。下書きも何もない粗末な絵ではありつつもなんとなく気が休まった。上演の記録としては弱すぎるが、単なる一日の累積の印のようなものとして。

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